弁護士でも、それぞれ専門分野は異なります。遺言の内容によって法的な問題が起こる場合もあるので、遺言を専門としているのかどうか、依頼前に調べてみるとよいでしょう。
できるだけ経験が豊富な弁護士を選びましょう。遺言とは、依頼者にとって大切な人への最後の願いです。これを正確に理解して、遺言書に反映させられる弁護士が好ましいでしょう。経験が浅い弁護士は、適切な判断ができません。
親身になって話を聞いてくれる弁護士を選びましょう。残念なことですが、弁護士の中にはプライドが高く、偉そうに振舞ったり、高飛車な言い方をする人が多く、そのような弁護士と信頼関係を築くのは難しいでしょう。
安売りしていない弁護士を選びましょう。遺言書の書面作成費用としては10万円〜20万円、相談料としては30分5000円が一般的なので、それ以下の場合は安売りをしていると思ってください。 安売りしている理由は2つ考えられます。1つ目は、事務所の経営が危ないので、安売りしてでも稼ごうとしている場合です。そんな弁護士は切羽詰っていることが多いので、依頼者の立場に立って仕事をしてくれるとは限りません。 2つ目は手続のほとんどを事務員に任せて、コストダウンしている場合です。依頼者が弁護士と会うのは最初の数分だけで、書類作成などは全て事務員任せということがあります。弁護士一人が数百件の事件をかかえているので、依頼者一人ひとりの情況にあった解決方法など考えてくれません。大規模の事務所によくあるケースです。